私が歌詞を制作する際に大切にしている3つのこだわりをご紹介させて頂きます。
作詞において心がけている3つのこと
その1 まずはメロディーの意図を汲む
音楽は「コード」と呼ばれる音の要素が集まって、メロディーを支えています。楽曲の顔とも言えるメロディーは、一見自由に動いているように聴こえますが、コード進行をもとに一つひとつ解析していくと、作り手の様々な意図が繊細に織り込まれていることが分かります。
「なぜそこで音が高く上がるのか」「なぜ切なく低く下がっていくのか」、そして「その音自体が裏で鳴っているコードに対してどういう響きをもたらしているのか」。私の歌詞づくりは、まずメロディーに込められた作曲者のそんな意図や感情を深く理解するところから始まります。
その2 難解な言葉や不慣れな言い回しを徹底的に削ぎ落とす
歌詞を聴き手の耳と心にダイレクトに届けるために、普段みなさんが使っているシンプルな言葉や、耳なじみのあるワードをなるべく選ぶようにしています。
たとえば、熟語ひとつで言い表せる「永遠」という言葉。あえて「終わらない」や「ずっと続く」といった、より身近で自身の体験とともに思い起こせるような温かい言い回しに置き換えることもあります。誰の心にもある日常の言葉こそが、一番深く響くと思うからです。
その3 言葉がちゃんと気持ちよく流れているかを確認する
伝えたいテーマ(おおよその大意)が決まったら音に言葉を乗せていくのですが、このとき私はいつも「メロディーそれ自体がすでに言葉を求めて歌っている」ように感じます。その1でお話しした通り、どこが山場で、どこが切なく響き、どのように盛り上がっていくかというストーリーは、作曲者によってすでに描かれているからです。
あとは、言葉が持つ本来の響きを、最もふさわしいパズルの位置に置く作業です。メロディーの意図にぴったりな言葉ががっちりとハマると、自然と言葉が気持ちよく流れていきます。
これは私自身が「歌う側の人」だからこそ感じるのかもしれませんが、違和感なく言葉をあてはめることができると、口からするっと音が滑り出していく感覚があります。この「歌っていて心地よい」という感覚こそが、作詞において最も重要なポイントだと考えています。
「英語で歌詞を乗せてみたい」「日本語で作った歌詞を英語にして、より多くの人に同じようなニュアンスで届けたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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